島の航海日誌

日誌(毎日更新するとは言っていない)

【ネタバレあり】『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』前章 -TAKE OFF-を観ました。

【はじめに】

交通費で手取りの3割がTAKE OFFした地方民・島(178cm)です。

万難を排して観てきましたよ。

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち

 前章 -TAKE OFF-』。

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上映初日、初回勢から遅れること2時間。

幸いにもネタバレには遭遇せず無事鑑賞できました。

 

とりあえず鑑賞前、シアターに同い年くらいの女子が

一人で(!)入ってきたのが衝撃でした。

新人クルーの声優さんがプロモーションを頑張っていたイメージがあるので、

その影響かな…とか。

何にせよ見かけや性別で判断するのは良くないですね。

他にも恐らく旧作世代であろうおじ様や半休をとってきたと思しきサラリーマンの方、

平日の昼間にも関わらず思っていた以上にお客さんがいた印象です。

まあ僕は普段あまり劇場に足を運ばないタイプなのであてにしないでください。

 

【2205総評】

結論から申し上げますと…100点満点でした。

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発進シーン、何度見ても泣く。

キャラ、メカ共に魅せ方は申し分なく、

『新たなる』を軸に据えつつ『Ⅲ』の要素も多分に含め、

それでいて毛色の異なる『2199』『2202』という二つの作品に続く、

『リメイクヤマトシリーズ』最新作としてもまとめられた素晴らしい作品でした。

 

軽快なテンポで物語が進む…という事前情報から、

『2202の尺不足は解消されそうだけど、

 全体的に矢継ぎ早詰め込みすぎ、情報過多になってしまうのでは?』

と正直心配してました。

 

完全に杞憂でしたね。

シナリオやスタッフの趣味に基づいてキャラやメカが増えた『2202』と違い、

『2205』は新旧問わず既存のメカやキャラが絶妙に組み込まれており

ココで彼が登場するのか!』というファンサービスであるだけではなく、

物語の迷走、画面の複雑化を防いでいました。

前作の積み重ねがある』という続編ならではの長所が、

新クルーの登場でキャラが一層増えた群像劇をすっきり、

わかりやすいものにしていたように思えます。

 

テンポ感のある作劇も、福井さんが中心となって手掛けた

濃密な脚本にマッチしていたように思えます。

それでいて見せるところはしっかりじっくり見せる…という緩急が、

『2202』以上に作品に『軽快』な印象を与えていました。

ただそれだけに情報量、

そして画面を通じて伝わってくる熱量は尋常なものではなく…。

正直鑑賞から数日が経とうとしている今でも、

(もちろんいい意味で)感想が整理できていないというのが正直なところです。

 

ただ、鉄は熱いうちに打てとも言いますし、

幾つか感想の軸が立てられたので今日はひとまず

【感想①『2202』の続編として】

【感想②土門竜介が愛おしい】

【感想③現実味を帯び始めるみやりゅー】

 

こちらの三本でお送りします。サ○エさんかな?

 

それはそうとここからは全然本編のネタバレ要素を含みます。

『2205』前章をまだ見ていないという方はココでブラウザバックしてくださいませ。

 

クッションを兼ねた宣伝。

 

……さて、御人払いも済んだところで。

 

【感想①『2202』の続編として】

『2205』の前作にあたる作品『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』。

今年初夏に公開された総集編にあたる劇場作品、

宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』による

再構築(再解釈)がなされたとはいえ、正直その評判は芳しくないものでした。

 

mudani178cm.hatenablog.com

 

人間ってネガティブな出来事の方が印象に残りやすいですからね。

『2205』に際しても不安を抱いていた人は多いんじゃないでしょうか。

ただ『2205』前章からは、

僕が『2202』に対して抱いた『人を選びそうだな』という印象は

一切感じませんでした。

実際『2202』に批判的なヤマトファンの方が『2205』を絶賛されていたり、

5chのヤマト総合スレの空気が180度変わっていた…という情報も入っています。

 

ただ、決して『2202』の情報が全て省かれたわけではありません

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い

 あのメカやあのキャラを見るだけで2202の負の記憶が蘇る!』

という過激派の方にはツラいものがあるのかもしれませんが。

『2205』ではしっかり取捨選択を経た上で、

物語に必要な範囲で要素が登場します。

 

各演習の舞台などがその例ですね。

“滅びの方舟”によって破壊された月軌道の暗礁宙域は、

デブリが多い宙域での空戦模擬演習に。

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白色彗星に蹂躙され、ガス乱流が吹き荒れる土星沖は、

機動甲冑と航空機の連携による降下訓練に。

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そして第11番惑星沖の無数のカラクルムが漂う宙域は

対艦戦闘訓練に。

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単なるファンサービスではなく、

登場させるための理由付け』をしっかり詰めてくれる辺りが、

『2199』路線への回帰を感じさせてくれて嬉しかったです。

この辺りは、スタッフの小倉信也さんの肩書が『SF考証』から『設定考証』に

変わっていた点にも象徴されているように思えます。

先ほどの総評でも話しましたが、

既にあるものを調理する』という手法への回帰が

リメイクファンとしては嬉しかったですね。

 

舞台設定だけではなく、キャラクターやメカもしっかり続投しています。

まずは波動実験艦銀河

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よく見ると『2205』版銀河、若干デザイン変わってるんですよね。それはともかく…

地球(ヤマト)からすれば複雑な立場にある藪の行動経路としては、

なかなか面白いというか、『ありそう』なところをついてきたな…と。

正直厄介払い的な側面も感じなくはないというか、

銀河の『日陰者』的な立ち位置含めて好きなファンとしては

思わずニヤリとしてしまいました。

劇中後半、軌道を逸脱して暴走を始めたイスカンダルの観測に際して、

探査船として設計された銀河の本領が発揮されたのも嬉しかったですね。

 

また、ヤマトが藪を受領した後の別離。

征くヤマトと見送る銀河、銀河ツートップと艦長室に立つ古代&山南の敬礼…

という構図。

『2199』でヤマトを見送るキリシマや、

『2202』第六章のあんなシーンやこんなシーンが思い起こされ、

思わず胸が熱くなりました。

 

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なんかもう最近は佐藤利奈さんの声だけで泣けるようになってきた。

あとは再び旅立つヤマトを見送る加藤母子。

無言でコスモタイガーを捧げる翼君の目元に父親の面影を感じつつも、

幼いながらに父親の死を受け容れようとしているんだろうな…と、

目頭が熱くなりました。

 

そのあとに入るささき御大のお声がまあ泣かせること…(脱線

 

【感想②土門竜介が愛おしい】

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他人には理解できない闇を抱えているキャラが大好きです。

そんな僕が一番ぶっ刺さったのが土門竜介でした。

天涯孤独という出自に基因する、執拗なまでに描かれる孤独

多感な時期でもある2年の間に蓄積された闇は、

同期の仲間たちですら踏み入れないほど深い。

それでいて若い分、

経歴の改ざんや反乱といった直接的な行動に出てしまうんだろうな…と。

 

個人的にはヤマトに乗り込む前、

家族との別れを惜しむ同期を尻目に歩き去ってく時の口元が好きです。

このシーンに限らず、全体的に歯を食いしばっているというか

不満なんだけどそれを堪えているような、

太助君の言葉を借りると『思い詰めた』表情が印象的。

こういう節々に若さを感じられる描写がいいですよね。

 

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行動力に責任が伴うキャラが好きです。

単なるトラブルメーカーであるわけではない、

自分でやったことはちゃんと落とし前をつける。

そんな真面目なキャラが好きです。

 

第4話での反乱時、得意分野である艦内ダメコンの改竄を板東に任せて、

自分は一番リスクの高い高官の連行任務にあたる男気。

反乱鎮圧後古代に指摘された通り、

全てを自分(たち)だけで背負おうとする孤独に裏打ちされた頑固さ

 

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どんなに裏切られても同胞を見捨てないキャラが大好きです。

確かに絵空事、綺麗ごとかもしれない。

それでも彼らの、『大人たち』の考えを変えたい、

という信念は決して敵愾心ではない。

『変わってくれる』『着いてきてくれる』…という、

信頼にも似た確信があるからこそ、

時には無謀ともいえる行動に走ってしまう。

 

そんな表裏一体ともいえる期待に引き起こされた反逆を受け止められた時の、

どこか憑き物が落ちたような表情。

この表情にこそ、土門竜介という青年の本心が詰まっているように思えます。

youtu.be

第4話での太助の熱い言葉に身が震えました。この動画を作ったタイミングが絶妙すぎる。

 

幾度か申している通り、僕はリメイクシリーズから『ヤマト』に入りました。

『2199』『2202』で古代進という男の人となりを知っているからこそ、

その似姿である土門竜介の成長に今から期待が膨らんでいます。

ある意味旧作世代の追体験ができていると思うと、嬉しいですね。

 

【感想③現実味を帯び始めるみやりゅー】

さて、島(178cm)が『2205』に求めていた要素と言えば…

そう。みやりゅーですね。

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みやりゅーとは:京塚みやこと土門竜介のカップリングである。

 今でこそ次世代主人公とヒロインという立場が定着して久しいが、

 恐ろしいことに島は6月15日時点で既にその可能性を模索していた。

 

結論から言います。ワンチャンあります。

 

まずは僕がTwitterで口を酸っぱくして言及していた

『発進シーンが終わっても気を抜くな』『34分53秒』のシーンです。

ありがとうゆりあんさん

 

土門君が古代を見極めようとヤマトに乗艦するため、

その障壁となる父親の死の経歴を改竄していた事実が発覚し、

医務室で身体検査を受けた(であろう)あとのシーン。

『どうしてこんな…バレないとでも思ったの?バカだよ土門くん…!』

『何で一人で…』

見ての通り京塚さんが土門くんに小言を言っています。

ありがとうございます。

逞しいカプ厨なので2人が同じ画面にいるだけで満足です。

 

…俺がそんな薄い感想で終わると思いました?

デザリアムハンマーの如く深掘りしていきますよ。

 

まずは敢えてこの2人を『2人きりで』医務室に残した佐渡先生の采配。

土門君は壮行式の場で古代艦長直々に操艦を命じられ、

そのせいで出航時間も繰り上げられ…と、

事情を知らない人からすれば完全なトラブルメーカー扱い。

実際、ヤマトの第一艦橋に立ち入った土門君は完全に針の筵状態でしたね。

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かわいい。

検査結果である『体内に爆薬や異物なし』というセリフから逆算すると、

それまで土門君は危険人物としてマークされていたということ。

非常事態を想定して、フル装備の保安部が周囲を固めていても

おかしくはなかったでしょう。

 

しかし実際同室にいたのはたった一人、それも丸腰の衛生士だけ…。

これは土門君の精神面を少しでも慮った佐渡先生なりの気遣いだったんじゃないかな…

と思っています。

 

ココで周囲を重武装の兵士に固められたら、

古代やヤマトへの不信感がより一層強まってしまうかもしれない。

だからこそ同期の京塚さんと2人きりにさせてやることで、

頭を冷やしてもらおうと一計を案じた…

という解釈ですがいかがでしょうか。

 

まあ実際、土門君は星名に声をかけられるまで沈黙を貫き、

京塚さんの小言(+気配り)含めて効果のほどは今一つでしたが…。

 

続いてはそんな小言に関する考察です。

 

皆さんは、自分の友人が天涯孤独になって思い詰めており、

取り返しのつかない行動に走ってしまった時にどう声をかけますか?

悪行を責めたり、同情したり…。

 

様々でしょうが、相手が『一人で思い悩んでいた』ことに触れるのって

結構難しくないですか?

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個人差はあるでしょうが、家族は唯一無二の存在。

その存在を喪った相手にとって

何で一人で(抱え込んでいたの)…』という言葉がどれだけ重たいか。

僕としては少なくとも『親友』以上の間柄でないとそんなことを言える気はしません。

 

実際、『2202』で思い詰めた古代に対して島が

支えてもらうことは恥じゃないだろ』と言ってのけるシーンがあります。

ガミラス戦争で肉親を喪い、新たな家族である雪との関係も不安定になりつつある中、

古代進にそんな言葉をかけられるのは親友である島だけでしょう。

 

もちろん京塚さんが『鎹』らしく、甲斐甲斐しい世話焼きな性格だから…

という理由もあるでしょう。

ただ、天涯孤独の土門君にあそこまで踏み込んだ発言をできるのは、

只事ではなさそう。

家族の代わりに土門君を支えてあげたいという覚悟

…というのは妄想が過ぎますね。失礼しました。

 

続いては土門君の軍籍剥奪と強制送還が決まった後、

京塚さんと板東・太助コンビが三人で会話するシーンです。

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まずは京塚さんのデスクに置かれている同期の記念写真

 

『2205』の新人クルー、結構家族絡みの設定が多いんですよね。

徳川彦左衛門を父親に持つ太助君を始め、

ガトランティス戦役でアキレスに乗り組んでいた父を喪った板東、

外交官の父親とは疎遠だという雷電

そして時間断層の崩壊の煽りで父親が死を選んだ土門…。

 

以前おふざけでこんなツイートをしたのですが、

家族』とのエピソードが強調されている新人クルーの中で

京塚さんがわざわざデスクに『同期』との写真を置いている…。

 

先述の『何で一人で…』の台詞が、

同じ境遇を理解できる身の上から発されていたとしたら?

京塚さんが同期に優しくしている理由が、

家族にはもう二度としてやれないから…だとしたら?

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どこかで掘り下げてほしいな。京塚さんの過去。

 

あとは『土門の笑顔』が話題に上った時の京塚さんの表情。

これはもう明らかに恋する乙女の表情ですね。はい。(投げやり)

見返すとさっきのシーンで土門君が座ってる場所のちょうど隣辺りに座ってますね。

そこは別にいいだろ。

書いてて流石に自分が気持ち悪くなってきました。

 

他にもみやりゅー周りで気になった点をいくつか列挙すると、

・土門君周りの話題だと引きの絵でも頬に差し色が入ってる

・この2人だけ記念写真以外での笑顔のシーンがない

・京塚さんが名前を呼んでいる相手が土門くんだけ(要詳細検証)

・第4話は土門君のカットにOFFで京塚さんの台詞が入ったり、

 京塚さんの反論に土門君が割って入ったり…と

 みやりゅーを切り取った場面が多い(こじつけ)

…って感じですかね。

 

正直世話焼きだったり『鎹』としての性格故…

と片付けられる気がしないでもないですが、

カプ厨の戯言ということでどうかお目こぼしをくださいませ。

 

【終わりに】

後半はほとんどみやりゅー怪文書になってしまいましたが、

お楽しみいただけましたでしょうか。

総じて期待値が高い作品だったので、『後章-STASHA-』 、

そしてその先の作品も…と今から楽しみでなりません。

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痺れるぅ。

個人的に後章は新ピカまで遠征して博多焼きヤマトにもお邪魔したいな…

なんて思いつつ、今回はこの辺りで筆を置かせていただきます。

 

あ、最後に一つ宣伝を。

来週末の10月16日(土)22:00~の日程で、

模型展示会での動画上映などでたびたび懇意にしてもらっている

フォロワーの龍くんが

『ネタバレオンリーヤマトーク

宇宙戦艦ヤマト2205新たなる旅立ち 前章-TAKE OFF-篇』

と題したTwitterスペースを開催する模様です。

僕もスピーカーとして参加予定ですので、皆さまぜひ見に来ていただければ。

 

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…え?

それではまた。【終】

月刊『島(178cm)』/ 2021年9月号

夏の終わりはいつになく物悲しいですね…

まあ友達のいない僕には関係ありませんが。

 

というわけで今月も色々振り返ってまいりませう。

 

■ヤマト×シン・エヴァ連作【9/1,9/2,9/9

 

毎度便乗に節操がないですね。

月の始めからツイートがやたら伸びたのはまあ嬉しかったのですが、

特に真ん中の静画に関しては思うところがあり…。

 

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見てわかる通りこの静画、

ステージとモデルを並べてエフェクトぶち込んだだけなんですよ。

www.pixiv.net

個人的にはかなり手抜きの部類に入る作品だったので、

正直こんなツイートが他の動画より

(さらに言うなれば配布元のByNEETさんのツイートより)伸びてしまったのが

悔しいというか複雑胸中というか…

 

文句が多いですね、失礼しました。

ちなみに最後のAAAアマテラースングに関しては、

途中で力尽きたので誰か残りのシーン完成させてください(適当)。

 

■次元波動エンジン再現の模索(9/20,9/23)

定期的にアピールしないと忘れられそうですが、古巣はヤマトMMDです。

考察やイラストにだけ精を出すのも何なので、

一念発起して再現MMDをやってみました。

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…結果はまあこんなもんでしたけど。

まだまだ鍛錬とこだわりが足りませんね。精進します。

ちなみにYouTubeチャンネルにメイキングも載せてますのでぜひ。

youtu.be

■『2205』発進記念ワンドロ祭り(9/9~)

『2205』公開を記念して有志によって主催されたワンドロ企画。

京塚さんで心が折れて途中離脱という形になってしまいましたが、

新規クルーを一通りかけたので個人的には満足です。

京塚さんも何だかんだアイコンにするくらいには気に入ったし。

 

しばらくワンドロはやっていなかったのですが、

やっぱりこだわって描いている普段のイラストとは

また違った楽しみがありますね。

画力も少しはマシになった……かな……?

ヨシ!(現場島)

 

■『冥王星沖海戦』再始動(9/26)

新規カットを動画で見せたのクッソ久々じゃないかな。

…ということで、もうすぐ製作開始から3年経とうとしている

拙作『冥王星沖海戦』ですが、『2205』で再び沸き上がった創作意欲で怒涛の…

とまでは言えないものの、以前に比べれば十分な追い上げを見せております。

 

ここまでお待たせしている以上胸を張って言えるようなことではありませんが、

年内には必ず全てのカオスに蹴りをつけます。

 

あとも控えてますし…ね。

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youtu.be

mudani178cm.hatenablog.com

 

自称クリエイターとしての自分を育ててくれた『ヤマト』という作品、

そして仲良くしてくださってるファンの皆さんにも

少しでも恩返しができれば、と頑張っております。

今後とも生暖かく見守ってくださいませ…。

 

来月…というか今月は『2205』前章が公開となり、

銀幕に映し出されたことで幻覚という器を捨てたみやりゅーに

創作意欲その他が爆発していることを祈りつつ、

今日はこの辺で筆を置かせていただきます。

最後までご拝読ありがとうございました。[終]

リメイクファンが読む『アクエリアス・アルゴリズム』

【はじめに】

島(178cm)です。秋ですね。

眩しくも陽気に満ちていた夏が終わり、

時折吹き抜ける冷たい風に寂しさを感じるこの頃。

ですが、10月8日からは現行アニメシリーズ最新作

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章-TAKE OFF-』が劇場公開。

先行した完成披露舞台挨拶に参加された方々も太鼓判を押しており、

期待値がうなぎ上りの日々です。

starblazers-yamato.net

ちなみに島が最新情報を考察している様子はぜひYouTubeチャンネルをご覧ください。

youtu.be

…今回は島が普段主題に置いているリメイクシリーズとは異なるもう一つの血脈。

いわゆる『旧作世界』―――オリジナルシリーズの話題です。

題材は過日遂に書籍化した小説作品、

宇宙戦艦ヤマト黎明篇 アクエリアスアルゴリズム』。

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筋金入りのヤマトファンとしての感想については、

献本をいただいたというFGT2199さん・ymtetcさんの両名が

既にそれぞれ動画・ブログ記事を更新されていますのでココでは省きます。

youtu.be

ymtetc.hatenablog.com

お二人とは異なり、

僕は『リメイクシリーズが原体験』という層のファンです。

今回は旧作への造詣が深くない『リメイク世代』『ライト層』としての感想、に注力します。

旧作はまだ見たことがないから、

 アクエリアスアルゴリズムも見送ろうかな』

という読者の皆様も、どうかブラウザバックせず最後までお読みいただければ。

 

【『黎明篇』との出会い】

…と偉そうに講釈を垂れるのも何なので、

まず改めて僕自身の『ヤマト』体験をカミングアウトします。

「『アクエリアスアルゴリズム』という作品が

 ファンクラブ会報誌で連載される」

…という情報は連載開始段階から掴んでいました。

恥ずかしながら島は万年金欠ゆえ、

『ヤマト』公式ファンクラブ『ヤマトクルー』に加入できておりません。

そのために会報誌『ヤマトマガジン』に触れる機会がありませんでした。

 

加えて日頃の言動からお察しいただける通り島は根っからのリメイク世代。

その癖態度だけはデカくいっちょ前に界隈のご意見番を気取っている、

一番友達にしたくないタイプですね。

宇宙戦艦ヤマト』に端を発する旧作シリーズを通して鑑賞した経験に乏しく

各作品やキャラクターについても、

『この作品はこういう敵が出てきて、こういう結末を迎えるんだよな』

『このキャラはこういう設定で、このシーンが有名だよな』

…というwikipedia程度の知識しか持ち合わせていないという体たらくです。

 

そんな僕がなぜ今回旧作シリーズのミッシングリンクである

黎明篇 アクエリアスアルゴリズム』を手に取ったのか。

…尊敬するヤマト二次創作の大先輩である

我が家の地球防衛艦隊』さんが制作に携わっていたからにほかなりません。

動機が不純というかなんというか…。

まあとにかく、

島が別に『筋金入りのヤマトファンで全作みっちり履修済み』ではない

むしろ旧作に対しては極めてライト、いわば『にわか』であることが伝わればと。

 

【『黎明篇』は旧作初心者にも楽しめるのか?】

僕と同じリメイク世代の読者さんは、ここまで読んで思うでしょう。

「黎明篇」って旧作の外伝でしょ?

 リメイクと別世界なら楽しめないんじゃないの?

…と。正直、僕も読み始める前はそう思っていました。

『きっと筋金入りの旧作ファンに向けたサービスが多くて、

 初心者の僕には満足に楽しめないんじゃないか…?』

結論から言います。杞憂です。

…思えば、僕の『ヤマト』原体験も同じような状況でした。

『「宇宙戦艦ヤマト」というタイトル、主題歌は知ってる』

『大昔に戦艦大和っていう艦が戦争で沈んだのは知ってる』

『主題歌の歌詞から、イスカンダルに行く話なのは知ってる』

10年近く前、『宇宙戦艦ヤマト2199』という作品の存在を知った頃の

島の脳内です。

 

そんな僕が『2199』を満足に楽しめなかったのか?

今の僕を知っている皆さんなら当然NOと答えるでしょう。

その通りです。

もちろん旧作のオマージュも多分に散りばめられており、

予備知識があることで楽しみが増える一側面もありますが、

単純にアニメ作品として楽しむ上では、必要とされる前提知識はゼロです。

 

『黎明篇』にも同じことが言えました。

この作品は『宇宙戦艦ヤマト 完結編』と『宇宙戦艦ヤマト 復活篇』という、

二つの『旧作』の間に横たわる空白の17年間を補完する物語です。

二作共に魅力的なキャラクターやメカニックが多数登場し、

賛否はあるながらも重厚でスペクタクル溢れる物語が展開されます。

もちろん『黎明篇』にもこれらの要素が存分に取り込まれており

物語を追う上で避けて通ることはできません。

『きっと筋金入りの旧作ファンに向けたサービスが多くて、

 初心者の僕には満足に楽しめないんじゃないか…?』

知識不足に関しては一切心配しなくていいです。

もちろん『黎明篇』は両作を紡ぐ世界の物語であり、

『復活篇』に登場する新キャラのみならず、

『完結編』までの歴代作品に登場した数多くのキャラが物語に関わってきます。

 

彼ら彼女らのうち大部分の主要人物に関しては、

本編開始前の人物紹介でおおよそのプロフィールを知ることができます。

また、それを抜きにしても本編には彼らの人となり、

ひいては世界観を知ることができる描写が要所要所に散りばめられており、

旧作には無知な僕もキャラクターの輪郭や世界観は

おおよそ掴みながら読むことができました。

いわば『旧作ヤマトシリーズの1作』としてだけではなく、

純粋な小説作品として楽しめる構成になっている、ということです。

…『ヤマト』に限ったことではないでしょうが。

決して『旧作を見て、知っていることが必須条件』という作品にはなっていません。

そこに関しては安心してお楽しみください。

 

wikipediaと見比べながら作品を楽しむことは悪か?】

ここからはちょっと私見が混じります。

僕個人は小説をはじめ、初見の作品は何のノイズも入れずに

ノーカットで一気に踏破するタイプの人間です。

今回の『黎明篇』もその例に漏れず、

到着から2時間ほどで一気に全章を読破してしまいました。

旧作知識を調べながら読み返したり、キャラごとの細かい描写に着目したり、

色んなシーンを考察しながら読む『精読』に近い行為は、

今後ゆっくり時間をとって進めていくこととして、

『一先ずこの空気感、

 作品から受け取った熱量を自分の中に把持したまま完走したい!』

…作品を読んでいると、そんな感情が沸き上がるタイプの人間なのです。

 

少し前に、『映画を倍速で鑑賞する』という行為がネット上で話題になりました。

webサービスで配信されたり、レンタルショップで借りた映画の本編を倍速で流し、

効率的に鑑賞する…というのです。

僕自身、二度目の鑑賞以降は観たいエピソード、シーンまで飛ばしたりするので

別にこの鑑賞方法が悪だったり劣っているとは思いません。

作品の楽しみ方なんて人それぞれじゃないですか。

毎日通勤電車の中でチマチマ読み進めてもよし、

休みの日に腰を据えてじっくり読んでもよし、

学校の課題のように、参考文献と見比べながらじっくり咀嚼してもよし。

そこに他人が介在する余地も必要もないと思うんです。

『旧作初心者で知識不足だから、wikipediaと頁を往復してました』

『新キャラが出てくるたびに表紙裏の人物設定を見返して…』

こういう読み方も全然アリだと思います。

『考察・解説動画を見てから本編を見返してやっと腑に落ちた』

という経験、アニメを見ていたらきっとあるんじゃないでしょうか。

それと何の違いもないと思うんです。

『知識不足だから初見じゃ楽しめないかも…』

ではなく、

『初見で楽しめるように知識不足を埋める』

『知識不足を埋めながら読む』

という手法をとってもいいと思うんです。

 

【終わりに】

『知識量が多かったり、ファン歴が長い人がえらい』

…みたいな年功序列の風潮、

『ヤマト』に限らずファンの母数が多かったり歴史が長い界隈にありがちですよね。

そのどちらにも当てはまらない身として、僕は今回この記事を書きました。

『黎明』という言葉を辞書で引くと、『あけがた、よあけ』という意味のほかに

新しい時代が始まること』ともありました。

『2199』『2202』からヤマトに入った人。

嗜好や入手の難しさから旧作を観ていない人。

その経歴を恥じる必要はありません。引け目を感じないでください。

貴方は『リメイクヤマト』のファンであるだけではない、

立派な『ヤマト』ファンです。

 

長らく沈黙していた旧作シリーズから差し込んだ『黎明』の光。

リメイクシリーズ全盛のこの時代に『黎明篇』が発売されたのは、

決して偶然ではないはずです。

古き良き作品群に訪れた新しい時代の幕開け、これに乗らない手はありません。

 

『黎明篇』の物語は水惑星『アクエリアス』に潰え、再び興った縁に導かれた人々、

そしてその手によって構築された『アルゴリズム』によって終局を迎えます。

これから先も恐らく連綿と続くであろう”ヤマト”の物語。

ヤマトに導かれたあなたも、その『アルゴリズム』の一部なのかもしれません…。

とか言うとりますけども。おあとがよろしいようで![終]

飲んだくれのコロナワクチン経過報告。

ご無沙汰です、島(178cm)です。

TwitterYouTubeでの配信でもお話ししましたが、

先日バイトの職域接種でコロナワクチンを打ってきました。

 

どの会社のワクチンが安全とか危険かとかは全く知識がないですが、

接種を受けたのは武田/モデルナ社製です。

 

学校や自治体の若者向け集団接種が進んでいるとはいえ、

若い世代の人が多い(と思っている)フォロワーさん対象のアンケートでは

『まだ一度もワクチンを打っていない』という返答が多かったのも事実。

 

今回は、一足早くワクチンを打った不摂生飲んだくれ生活の実践者として、

ピッチピチの20歳無職男性である僕のコロナワクチン経過報告を

この記事に書き残しておきます。

これから接種を受ける人たちの参考になれば幸いです。

 

記事の構成としては、まず酒好きの身に起きた副反応のまとめ。

続いて事前に用意しておいた方がいいアイテムをピックアップ、

最後に接種前日から現在(接種48時間後)までの流れを時系列に沿って解説…

という構成でお送りします。

 

あくまで専門知識を有さない一市民の経験談ですので、

登場する製品の医学的な根拠を保証したりだとか、

そういう意図は一切ございません。

皆さんの検討の一助となれば…というだけです。

それでは本題に入りましょう。

 

💉

 

まずは今回僕が経験した副反応をおさらいします。

 

【頭痛】

接種直後から発症。

正直移動の疲れと緊張が原因だと思うので厳密には副反応ではなさそう。

ただ頭痛持ちの人とかはストレスや緊張で併発する可能性があるので、

解熱鎮痛剤・熱さまシートの用意を忘れずに。

 

【接種部の痛み】

接種4時間後くらいから発症。タイムラグがあるので、

腕を大きく動かすような作業は接種後に済ませておいた方が吉かも。

痛みに関してはピンからキリまである感じ。

とりあえず腕を上げずに済むように、

必要な物資は手の届く場所に移動しておきましょう。

袋めんが天袋にあったりすると切ない。

 

【発熱+倦怠感+悪寒】

接種6時間後くらいから発症。地獄の三点セット。

フィジカルだけじゃなくてメンタルまで削ってくる最悪な症状です。

時期が時期なのでそろそろ衣替え…という人も多いでしょうが、

毛布や長袖、暖かい上着なんかも用意しておくと役立つかもです。

 

ちなみに熱さまシートは冷凍庫に入れるストロングタイプがおススメ。

通常タイプより冷却作用が続くのはもちろん、

長時間貼り続けた時に端の方がめくれ上がってくるアレが控えめなんです。

夏場で使いきっちゃったよ!なんて人もぜひ。

 

【のどの違和感・筋肉痛】

接種翌日くらいから発症。スリップダメージを加えてくる。

のどのケアのためにも水分補給は欠かさないようにしましょう。

あとうがいとかのど飴とか。

筋肉痛もひどいときは解熱鎮痛剤のお世話になるべし。

 

💉

 

続いて接種1回目を終えた一人暮らし男子の僕が選んだ、

用意しておくべきアイテム5選です。

 

【解熱鎮痛剤】

全ての対策の基礎。

『あったはずが実は切らしてた…』なんて事態に陥る前に、

救急箱やポーチの中を確認しておきましょう。(自戒)

 

スポドリ的な飲み物】

出来れば水分・栄養補給に適したスポーツドリンクがいいかも。

まぁ自分が飲みやすいと思える飲み物が一番かとは思います。

熱や悪寒などの症状が重い時のために、

滋養強壮的なドリンクを買っておくのもいいかもしれませんね。

ちなみに僕は1日でアクエリアスの500ml3本くらい消費したので、

正直2Lのペットボトルとか買ってもいいと思います。

 

【軽食】

カロリーメイト的な何か。

熱も上がるし身体の節々が痛いしで動けん!って時のために

枕元にでも置いていくと安心。

食べる機会がなかったら後日小腹が空いたときにでも食べましょう。

 

【温かいご飯】

即席めんとか雑炊とか。

今回知ったんですけど温かいご飯ってマジでメンタルケアに効きますね。

初めて人の心を知った殺戮アンドロイドみたいな気分。

これから秋になるにつれて気温も下がりますし、

備蓄ついでに買っておいても損はないかと。

間違っても激辛ラーメンとか食って体に無駄な負担をかけないように。

 

エス熱さまシート】

正直ダークホースでした。

いや、使うとは思ってたけどどうせ気休めだろうなって。

結局物理的な冷却が一番効くってことですね。

これがあれば1,018度の高熱が出ても安心。

 

💉

 

いかがでしたか?(アフィブログ)

あくまで僕の個人的な経験に基づく推薦なので責任は負いませんが、

これから接種を控えた人たちの参考になれば幸いです。

 

あ、ここからは駄文が続くので副反応とアイテムだけ知れれば十分、という方は

ここまでで拝読をストップしていただいても結構です。

人生の貴重な時間をこんなブログに費やすな。

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月刊『島(178cm)』/ 2021年8月号 + ご報告。

いつもの奴です…が。

今回は初めにいくつか改めてご報告がございますのでそちらから。

Twitter、1,000フォロワー突破!(08/29)

開設から4年と2ヶ月。

MMDにイラストに怪文書に…と『好き』を垂れ流し続けた、

玉石混交ごった煮のTwitterアカウントが遂に1,000人もの方にフォローされる事態に。

改めてこれまでフォローしてくださった皆さま、本当にありがとうございます。

 

余談ですが1,000フォロワーという数字、

実は1年前大学を休学すると決めた時に、今後創作活動を続ける中での

1つの目標として設定していました。

少し時間がかかりすぎた気もしますが、

目標の1つが達成できたことに少しだけ安堵しています。

 

記念イラストだったり新アイコンなんかも計画中ですのでお楽しみに。

 

■大学を中退することにしました(08/18)

こちらはプライベートな事情も多く含むこと、賛否が分かれそうなこと、

そして趣味で繋がっている人にはそこまで関係ないという理由から

あんまり大々的に発表するつもりはなかったのですが、

隠し通すのもなんか違う気がするのでここに書き残しておきます。

お盆が過ぎてバイトがひと段落した頃合いを見計らって、

実家に帰省しておりました。

お聞き及びの通り昨夏から1年間大学を休学しており、その成果発表というか

今後についての家族会議を兼ねた帰省でございます。

 

大学の中退を決めたのは、

『大学の勉強よりも極めたいコトが見つかったので打ち込みたい』

というのが主な理由です。

 

まぁ元からあんまり真面目な話するガラでもないですし、

フォロワーさんや読者さんと人生相談をするつもりもないので

とりあえずご報告だけ。

 

今後とも動物園の檻の中にいる珍獣を眺める感覚で

フォローしていただければ幸いです。

無論、生まれた時間は最大限生産的に活用していく所存ですので、

怠けてる様子を見せた時には容赦ない尻叩きのほどをよろしくお願いします!

 

閑話休題、それでは『月刊「島(178cm)」』本編をお楽しみください。

 

■ショート動画『新たなる戦乱の序曲』(08/02)

『時代』新規カットのリメイクです(何様)。

第一次火星沖海戦(西暦2193年)時のはずなのに、

宇宙戦艦キリシマがなぜか改装前の姿なのが気になったのが発端。

 

描き始めたはいいものの集中力も続かず、

デッサンが狂っているのに気づいて心が折れ…。

結局はお得意の撮影処理で誤魔化す奴をしました。

好評だったので結果オーライです。都合のいい奴。

 

■フォロワーさんに自己紹介しようぜ(08/02)

過去絵を寄せ集めてスランプを誤魔化そうシリーズ。

文面は空知英秋先生リスペクトです。

こうして見返すとマジでディテールアップしか芸がねえな…。

人物も魅力的に描けるようになりたいな、と思った次第です。

 

MMDとは何ぞや(08/22)

ネットサーフィンをしていた夏の昼下がり、

こんな一幕がありました。

MMDはライトなクリエイター層に向けて作られたソフトなので、

他のプロ仕様のソフトに比べれば当然機能としては劣るし、仕上がりにも差は出てくる。

www.nicovideo.jp

www.nicovideo.jp

それでも極めればそれらのソフトに勝るとも劣らない素敵な映像が完成するし、

MMD=ラフな映像しか作れない』と揶揄するような言い草に、

僕は勝手に違和感を覚えました。その結果の叫びが上記のツイート。

 

スマホで作ってるから』『アナログだから』『CGだから』…。

制作手段やデバイスで作品に優劣をつけようとする連中が僕は嫌いです。

そんな不逞な輩を黙らせられるようなクオリティの作品にしたい。

そう決意して作り続けている『冥王星沖海戦』ですが、

1年以上のモラトリアムを挟んだうえでなお完成未定です。

クリエイターを辞めろ。

www.nicovideo.jp

■考察トーク動画に手を出す(08/15,08/27)

youtu.be

youtu.be

今月の初めに投稿したこちらの記事。

mudani178cm.hatenablog.com

バカみたいな文量をどうにかしようと一計を案じた結果、

昨今の切り抜き・読み上げブームに乗っかろうと

40分越えのトーク動画を投稿するに至りました。馬鹿か。

 

MMDだけ作ってろ』『声がキモイ』

『お話が長いよー』『サムネがつまらない』 いやーほならね

という罵詈雑言でコメントが溢れかえる…。

 

かと思いきや結構好意的な反応が多く、

チャンネル登録者数も投稿を機に150人ほど増え…と調子に乗っております。

トークのネタなど要望がございましたら是非マシュマロにでもお寄せ下さいませ。

marshmallow-qa.com

それでは以上『月刊「島(178cm)」』でございました。

youtu.be

昨日作ったクソ動画と共にお別れでございます。ではまた来月!(終)

『2205』大長編予想:『デザリアム』編

■はじめに

全国2,205人のみやりゅー推しの皆さん、こんにちは。島です。

去る8月9日、リメイクヤマト公式が大規模なコンテンツ更新を行いました。

1つは、27日に円盤の発売を控えた現行最新作である

劇場作品『宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択』冒頭映像の公開。

youtu.be

アポロ11号の打ち上げから始まり、火星移民~内惑星戦争、

第二次火星沖海戦を始めとする『2199』の前日譚のみならず、

イスカンダルへの旅路の一部もちょい見せ…という豪華な22分です。

全人類見ろ。

 

そしてもう1つは10月に公開を控えた最新作

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』の前章『TAKE OFF』の最新予告映像。

youtu.be

 

2ヶ月前に公開された『時代』の上映後にサプライズで公開された

『特報』の興奮も冷めやらぬ中での本予告公開。

youtu.be

劇場公開まで2ヶ月とやや早めのタイミングでの公開でしたが、

暗黒星団帝国(=デザリアム)軍の艦隊やその指揮官・デーダー提督など、

特報では見られなかった新たなカットが多数追加された68秒。

 

f:id:Mudani178cm:20210811150547j:plain

starblazers-yamato.net

同時に公開された最新のティザービジュアルのコピーが

もう大人には期待しない。』となっている通り、

『時代』のプロモーションでもターゲットとして言及されていた

ヤマトを知らない新規の若者層に照準を絞った宣伝戦略にも思えます。

 

かくいう僕も歴戦のファンの皆様に比べればまだまだ若輩の身ですが、

今回はそんな自分の立場を生かしつつ、前述した3つの映像と過去2部作から

最新作『2205』に登場する敵勢力『デザリアム』を大胆予想してみたいと思います。

当たらなくても石を投げないでください。

 

ちなみにバカみたいに長い記事なので着地点だけ書き並べると

①デザリアムは未来の地球の似姿として描かれる

イスカンダルはCRS奪取のために、

 ガミラスデスラーへの報復として襲撃を受ける

③デザリアムは疑似的に未来を観測しているに過ぎない

 

こんな感じです。

 

あとみやりゅー要素はありません。今回は真面目に考察します。悪しからず。

 

⚓ ⚓ ⚓

 

予告映像中のセリフでも言及されていた『デザリアム』。

「2205」の原作である「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」と、

その続編「ヤマトよ永遠に」(以下「旧作」)における敵国家「暗黒星団帝国」がモチーフ。

…というか元ネタですね。

ちなみに「デザリアム」は旧作では暗黒星団帝国の母星の名前でした。

『2205』では彼らの国号そのものがデザリアムになるようですね。

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『前章』のラスボス(推定)である宇宙戦艦『グレートプレアデス』。

旧作で登場した『プレアデス』の強化版と思われます。カッコいい(小並感)

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グレートプレアデスを『操る(公式ツイート原文ママ)デーダー提督。

(以上2枚、『2205』前章・本予告より抜粋)

 

 

提督(艦隊の司令官)が艦を『操る』…どうも不自然な日本語ですが、

これもこの後の考察に関わってくるのでちょっとだけ覚えておいてください。

 

⚓ ⚓ ⚓

 

さて、「2205」は名作『宇宙戦艦ヤマト』に端を発する

作品群のリメイクシリーズに列せられます。

先述した通り原作は『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』。

まぁ厳密にはキャラや登場勢力、ストーリーなどに

『新たなる旅立ち』以降の要素も含まれるのですが

その辺はあとあと説明します。

 

…と大見得切って書き始めたものの、

実は僕『新たなる旅立ち』フルで見たことないんですよね…(台無し)

というわけでここからはwikipedia先生の力を借りることにします。

引用部分はそれとわかるようにしておくので、浅学をお許しください。

ja.wikipedia.org

 

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月刊『島(178cm)』/ 2021年7月号

やっべ完全に忘れてた。

例のごとく1ヶ月の活動を振り返る奴です。

見返してみたけど今月あんまりイラストあげてなかったっすね。

まぁこれには理由がございまして。それは後程。

 

■藤堂三佐のネタ絵(07/04)

 久しぶりにネタ絵に全力投球しました。

というのも、もとは何か配信するときのサムネとして描き始めたイラストでして。

せっかく描くならキャラも背景もこだわろう…という悪い癖で、

実は背景はヤマト通信室の設定資料を参考にしたりしてます。

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ちなみに完成版では手前の小道具類も清書しました。

モニターもヤマト通信室の設定準拠。

マイクはネタ元であるひろゆきさんの使っているモノをベースに、

リメイクシリーズの世界に馴染むようにリデザインしてみました。

 

ちなみにまだ1回も使ってないこのサムネ。

先日久々の作業通話(≒監視)が進捗に繋がることを再認識したので、

夏休み中、どこかで配信できればなあ…と思うこの頃です。

チャンネル登録者も500人とキリがいいので(本当にありがとうございます)

配信のネタなど、アイデアあればぜひマシュマロでお寄せ下さい(宣伝)

marshmallow-qa.com

 

■イラスト『冥王凱旋』(07/06)

久々のガミラス艦ディテールアップ。

地球圏の艦艇群とは違う、生物的・有機的な雰囲気を追い求めて

あれやこれやと苦闘してみたのですがいかがでしょうか。

 

ちなみに本編では陽電子ビームを発射させる予定なのですが、

エフェクト追加を忘れて放置していたことを今思い出しました。

あのさぁ…。

 

■ショート動画『火星艦隊』(07/22)

先月投稿した火星艦のイラスト素材を使いまわしたショート動画。

冒頭の雲や空気遠近、『時代』準拠のストロボ発光など、

動画にすることでより一層魅力的…もとい、

低クオリティのイラストがいくらかマシになって見えるものです。

 

ちなみにコレと対になる動画も作ったので見てね(宣伝)

youtu.be

イラストの動画化、絵に自身がなくても編集で誤魔化せたりするのでお勧めです。

自由研究の題材に困ってる全国の小学生諸君、

300カットくらいあるアニメ作らない?(地獄直通便)

 

■就役時"キリシマ"艦橋模写(07/26)

こちらも『時代』からの題材。

当初は火星艦みたいに船体を丸ごと描こうとしていたのですが、

火星艦と違って見慣れたフォルムな分、

島の空間把握能力だとどうしても違和感が拭いきれず心が折れました。

というわけで左右反転コピペを使ったクッソ手抜きラフに相成りました。

恥ずかしくないのかよ。

 

…でも沖縄の賢人様にいいねしてもらったし、ええか(慢心)

 

ちなみにリベンジとして作った上記の動画のキリシマの素材がこれです。

こうしてみるといかに手抜きをカメラアングルで誤魔化し、

そして艦名表記や航行灯でデコレートしたかが一目瞭然。

やっぱり戦艦一隻描くのは胆力が要りますな…。

ぶっちゃけどこかでリベンジしたい。

f:id:Mudani178cm:20210810124324p:plain

 

■初めて依頼をもらった話

イラスト紹介はここまでとして、今回は少しだけ真面目な話もします。

 

いつもよりイラストを投稿していない…と冒頭でも前置きしておりましたが、

実は今月、仲良くしてくださっている相互さんから

昔のよしみで有償依頼をいただく運びになりました。

双方の意向から詳細は伏せますが、悪しからず。

 

こういう話題を出すと幻滅されてしまうかもしれませんが…と前置きして一つ。

二次創作(特に動画)をやっていると、ありがたいことに

『お金を払いたくなるクオリティ』みたいな称賛をいただける機会があります。

 

原作のネームバリューで知名度を得てるくせに…とか、

素人だから大目に見られてるだけだぞ…とかそういう理屈は抜きにして、

「対価を支払いたい」と言ってもらえるのは

何かを作っている人間としてとても嬉しい話です。

 

対価の支払い方は決してお金だけではないということは分かっています。

各投稿サイトにおける高評価やマイリスト、コメント、宣伝…。

「動画投稿者の主食はコメ(ント)である」…

尊敬するあるクリエイターさんがそんなことを言っていました。

もちろん、僕を応援してくれる皆さんの気持ちは、

手段によって優劣をつけられるようなものではありません。

 

それでも。

「自分の絵にお金を払ってもいいと思ってくれている人がいる」という嬉しさ、

そしてそれ以上に「これは趣味じゃなくて仕事なんだ」という責任感。

いつにも増してペンを握る手に力が籠ったのを今でも思い出します。

 

もちろん皆さんに依頼を催促するつもりはありませんし、

そもそも二次創作をメインにしている自分が

そういう活動をすること自体グレーゾーンであることは重々承知しています。

 

それでも、堅苦しい理屈を抜きにしてただ嬉しかった。

長々と書き連ねましたが、伝えたかったのはそれだけです。

 

現在鋭意製作中の「冥王星沖海戦」をはじめ、

ツイッターで進行中のアイコン企画、

その他にも、水面下で勝手に進めてたりするものがいくつかあります。

相も変わらず出不精で遅筆で気分屋の僕ですが、

よろしければ今後ともどうぞよろしくお願いします。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

www.youtube.com

今激推し中の劇場作品の冒頭です。俺の動画はいいからこれを見ろ。

8月27日からレンタルも始まるらしいので併せてぜひ。[終]